『薬屋のひとりごと11巻』(2021/4/30発売)の壬氏はかっこよかったよ~
前巻10巻の猫猫と壬氏がもどかしくてしょうがなかったのですが、今巻は道が開けてきた気がします。
前回、見せ場の少なかった壬氏も今回はカッコいい場面があった! 戦を避けるためにたたかう姿。
今回、雀さんの壬氏評「月の君は、平時であればこそ、優秀なお人ですよ」に、この作品での「壬氏」の立場が表されたのかなと思う。戦を避けるために知恵を絞り、耐える壬氏。そして、戦いを避けるために一生懸命な壬氏にほっとしている猫猫に、私は!!!とても!!!萌える!!!!
壬氏が耐えてばかりの西都編な気がしてしまうのですが、大海に挑発する姿など強気で良かったです。
今巻唯一の糖分は、手繋ぎですね。いいねえいいねえ。猫猫に甘えているようで、実は翻弄している感じ。いい!!!こういうの、待ってた!!!この時だけ「俺」になる壬氏くん。「俺の立場で無理をしないなら、ただの昏君だろ」だって。良い。良い。
でも、正直もう少し欲しい。
猫猫、こんなに照れているのは、もう好きってことなのよね? 以前より心の距離は近づいているよね。
この二人が再びチューする日はくるのかな…。西都編以前は結構この二人、イチャイチャしてたよね?!
↑ 2022年7月29日発売の新刊!楽しみ!
壬氏のことでホッとする猫猫がかわいい
戦の旗頭にされそうな壬氏を心配する猫猫。
雀さんに「月の君は、平時であればこそ、優秀なお人ですよ」と言ってもらったり、楊医官について雀さんが「決して月の君を裏切ったりするようなお人ではございませんよ」と言ってもらってホッとしたり。
あと、1話で「壬氏を名ばかりの皇族として引き立て役のように扱うのを考えると、玉鴬を必ずしも肯定的には受け取れない。」と完全に猫猫は壬氏の身内として状況を見ているんだな~と。最後も陸孫に長をやれと言われたことを壬氏から告げられて、席から立ちあがって声を上げちゃう猫猫。かわいいかわいい。
求婚までした相手への返答が「さっきの煮込みを、もう一杯食べたい」
おーーーい!!!もっと!!!別の答え方あるでしょーーーー!!
とずっこける読者。二人の関係は次巻に期待します。
日向夏『繰り巫女あやかし夜噺~お憑かれさんです、ごくろうさま~』 大人っぽい日向夏先生作品
「小説家になろう」の連載も読んでいるけれど、書籍になって読むと肉厚になっていて読み応えありますね。
以下は壬氏猫猫以外の部分の感想をざざっと箇条書き。
・21話「軍師の采配」で陸孫が「では今後、猫猫とは顔を合わせないようにしておきます。」とやはり陸孫は猫猫呼びなのね。さらっと。壬氏くん嫉妬嫉妬。
・桃美が「堂々と己が一人で宣戦布告し、玉砕すればよろしいのに」に高順が「いや、駄目なので」と控えめに?突っ込んでいたところが好き
・羅半が優秀で論理的でカッコいい。羅半がいると心強いねえ。皇弟派なんだね! 義妹が結婚するからかな!!! 対する派閥は何なのかしら。
・林小人の話、なるほど。そうつながるのか。なろうより分かりやすく、物語に厚みが出ていました。
・雀さんの上司は誰なんだろうな~。主上かな~?
・焼くという言葉に敏感に反応する猫猫ちゃん。いつも壬氏のこと考えちゃうのかい。にやにや。
2022年7月29日 薬屋のひとりごと12巻新刊発売!!↓↓↓
2022年7月29日発売『薬屋のひとりごと 12』 感想・ネタバレ
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