壬氏さま、癒される側から癒す側になったんだねえ~~
日向夏先生の『薬屋のひとりごと 12』のネタバレ有の感想を記します。
今回、ようやく、ようやく、猫猫は自分の気持ちを認めました! 良かったねえ、壬氏さま。
今までどちらかというと「癒す側」「頼られる側」だった猫猫が、「癒してもらいに」壬氏さまのところに行く。最終章に至っては、「これだけ&を感じられる人物はそういないと思いつつある。」ですから!!
壬氏さまも、猫猫からの気持ちを分かっていますよね。(温い温度ではあっても、自分にとっては心地いいと思っているし。)
最後の章での、あのやり取りをみるにつけ、カップル成立で良いと思うの。今後ここから後退しないでくれえ。
二人の障壁って、羅漢と「玉葉妃の敵になりたくない」という思いだけですよね?
羅漢は何だかんだ大丈夫そうだし(ちょっとは認めてるよね?)。
船の見張り台で、猫猫が「なんでそんな気が利かないことを口にしてしまうのだろう。」と考えているところが良い。疲れて絨毯の上で二人で寝てしまったこと、猫猫からキスをしたこと、そしてその後の描写がないことから考えるに、照れているのかな。意識している。
壬氏は寝ている猫猫のおでこにキスをして、猫猫は寝ている壬氏の唇にキスをしているのよね。
壬氏さま、好きの量は自分の方が多いと思っているけど、違うかもよおお~~~~?!!(必死に我慢していて偉い)
見張り台のシーンの何が良いかって、ずっと手をつないでいるところ。キスの時もその後も。ひゅーーー!!
以下、思いつくままの感想。
・雀さんと馬良のなれそめから現在が良いですねえ。だんだん雀さんに慣れていく馬良。雀さんリードに対して、一応思うところはあったのね。雀さんが馬良のお肌がすべすべですねえ、には「自分には傷がたくさんある」ってことだったんだねえ。不思議なカップルですが、猫猫に対しても、壬氏に対しても「夫婦」ってものを知らしめた二人ですね。
・正直、猫猫と壬氏が離れる状況というのが多くてなんとも。以前の一緒に滝に飛び込むくらいのエピソードが欲しい。
・羅漢がかっこよかった。嘘つきを見破る男。さらに、羅漢との付き合い方を分かっている壬氏もカッコよかった。
・「安眠」の章で猫猫が(何をすればいいだろうか)と独白するところがあります。きっとそれは「何かを伝えるためには」ということですよね。それがきっと寝ている壬氏へのキス。壬氏さま、寝てなければ良かったのにねええ!!
・猫猫が壬氏に対して「まるで焼けた鉄のような熱さだ。」と感じているのが、良い。良すぎる。その思いに返せるものはぬるま湯のような温度。猫猫は壬氏の思いに何かを返したいんだね。でも、触れた壬氏の頬のほうがひんやりしていた。ということは猫猫だって、意識はしていなくても熱い思いがあるのだということを暗に示していたのかな~。考えすぎ?
・猫猫と壬氏が絨毯の上で寝てしまった後を!!詳細を!!プリーズ!!!
という感じです。
13巻では、当然のように恋人になっていることを希望!!!!
ドラマCD付のも買ったので、これから聞きます。夏休みは主婦は時間がなくてつらーい。
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