薬屋のひとりごと10巻(2021/1/29発売)は壬氏と猫猫以外のカップルの関係性を描いて、二人のもどかしさを表現していた
『薬屋のひとりごと10巻』読みました。一回目読了の感想をただただ書きます。
壬氏と猫猫の接点少ないね。お預けです。少ない中にもときめくポイントはありましたが、抑えに抑えた二人の接点。
どちらも踏み出せない…。猫猫は逃げてます。
二人の詰められない距離を強調するのが、壬氏と猫猫の周りの人物たちの夫婦事情や恋愛模様。
どうやったら進展するんだ?と謎だった馬閃と里樹もなんともしっくりと距離を縮めましたし、
高順と桃美の夫婦も、なんだかんだと仲良くしている(ここ、萌えましたね…!)
飄々としている雀さんと馬良の夫婦も、折り合いと覚悟の末に夫婦をしているとありました(私、この夫婦好きです)。
麻美も自分で勝ち取った結婚を語りますし、玉葉さまも皇后という立場で主上を語ります。
あとは!! あなたたちですよ~~~!!! お互いへの理解は深まっているのにね。
既に執筆に入っているという11巻(春ごろ発売?らしい)にばばーーーんと二人の仲に進展があることを期待している。10巻はそのための「ため」だと思う…思いたい。
【ネタバレ有】日向夏&赤瓦もどむ『神さま学校の落ちこぼれ』コミックと小説どっちも面白い!
日向夏『繰り巫女あやかし夜噺~お憑かれさんです、ごくろうさま~』 大人っぽい日向夏先生作品
いろいろな笑顔
玉葉さまの笑顔、陸孫の笑顔、里樹の笑顔、そして…笑みとは表現されない猫猫の「口の端を上げる」表現。
10巻は登場人物たちの気持ちを笑顔で表現していましたね。
強さ、哀しさ、覚悟、どの笑顔もそれぞれ違う。
猫猫も2回くらい「口の端を上げた」10巻でした。猫猫は何を思っているのか…そこは2回目に読み込んできます!!
「小説家になろう」サイトでの「薬屋のひとりごと」連載を読んでいるので、大筋の展開は知りながら読んだ10巻ですが、書籍で一気に読むと全体のテーマを感じられて良いですね。11巻は衝撃展開も待っているよ…心臓持つかな。
↑2021年4月30日に『薬屋のひとりごと11巻』最新刊発売決定~~~!!!
ちょっと笑った部分 馬閃くんよ…
「四話 馬閃青春記 前編」で
「馬閃は上手く言葉を紡げない己の口を呪う。月の君であればもっと上手く女性を扱えるだろうに、と悔しく思う。」
という部分。
馬閃くんのが、進んじゃってるから~~。壬氏、猫猫には言いたいことも言えないから(まあ、腹を焼いた反省からのようだけど)。
その他 思いつくままに
陸孫が蝗害のさなか、家々を回る部分いいよねえ。狂ったときほど冷静に、か。陸孫さん、沼だわあ。
馬閃と麻美の会話で、馬閃への印象変わった。一応色々考えているのね。
寝台で並んで話をする二人、いいよね~~~~いいよね~~~~。
猫猫が壬氏を「元々がしがし行く性格だった」って思っているのが良い。え~~~そうなんだ~~~~、意識してるじゃあああん。
壬氏の「早めた方がいいかーー」という呟きも意識してるもんね。
さて、8巻あたりから読み直ししてきます!!
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