この記事でお伝えしたいことは以下です。
- アナフィラキシーショックが疑われる場合、救急搬送を要請
- もし車で移動中に起こった場合、車を停車して救急車を呼ぶ。
- 親も子どももパニックになる可能性がある。
- 皮膚の様子など、写真に取っておくこと。(余裕があれば)
これは、子どもが2歳9ヶ月の時、アレルギーで救急搬送されたときの記録です。
結論としては、軽度~中程度のアナフィラキシーショックだったのではないか、ということでした。医師も、そこはあまり断言していませんでした。
後日、アレルギー検査の採血の結果を見たところ、ダニに対して重度のアレルギーがあることが判明しました。
しかし、アナフィラキシーの症状が、ダニによるものだったのかは、推論です。
(その日をトレースして原因を考えた結果、一番疑わしいのは、「初めての喫茶店で食べた手作りパン」です。小麦粉内にダニが発生していたのでは・・・という予想です。)
そもそもアレルギーに過敏になっていた時期4月
まずその日の前提として、子ども自身の体調がイマイチだったということがあります。引っ越して1ヶ月、疲れが出た頃でした。
多分、良くない要因が重なっていました。
・引っ越しした先が、杉が大量に植えられている山の中だった。急に花粉症を発症。常に鼻水が出ていた。
・引っ越しした家が、古い家だった。あまり掃除もされておらず、子どもの咳が出だす。(実は私も喘息傾向があり、ずっと呼吸が苦しかった。)
そんな状況で、初めて行く個人経営の喫茶店で、手作りパンを食べました。
次第に、体が痒いと言い出す。皮膚が弱い子だったので、いつもの痒みかな?と思っているうちに、全身に赤みが広がる。
日頃は痒くならない場所、股間や肛門付近、のどなどをかきだす。
その時、土曜日夕方4時。そしてここは市内の病院まで1時間かかる田舎。
でも、「あ、これは病院行かないとヤバイやつ。」という勘が働き、自動車で皮膚科の普通診療に向かうことにしました。
突然の全身発疹・掻痒・喘鳴
夫が運転する車で皮膚科に移動中、全身発疹で真っ赤になり、子どもは痒いとかきむしり、呼吸が苦しそうになっていきました。だいたい30分位経った頃です。
息子が喉を触りながら「お母さん、苦しい」と発言した段階で、これは危険だ、と思い救急車を呼ぶことを決断。
私の身内には、重度の食品アレルギーを持つ人がおりまして、アナフィラキシーショックの怖さを知っていたので、救急車を呼ぶことにしました。夫は、この段階でも、「本当に呼ぶの?」と迷っていました。知らないと迷うのも当然かと思います。
最近、救急車を気軽に呼びすぎることが問題視されています。自分のことなら分かるけど、子どものことは判断に迷いがち。躊躇する親が多いだろうな、と思います。
実際に搬送された先の医師の言葉です。
私「なんだか症状が落ち着いてきたみたいです。さっきまでは苦しそうだったんですが、病院に着いたら赤みが減ってきているようです。救急車呼んでしまいましたが、すみません。。。」
医師「呼んで大丈夫でしたよ。アナフィラキシーショックは危険ですから。もし皮膚科に行っていたとしても、そこで緊急の処置をするのは難しいですし、その間、通常の皮膚科の業務も滞って他の患者さんが大変だから。」
とのことで、その言葉に助けられました。
♯7119は「救急車かな?と思ったら」かける番号です。緊急性があるか分からない場合にかけると指示してくれます。
私は、この番号の存在は知っていましたが、子どもが苦しいって言っている状況で、冷静にそこにはかけることができませんでした。
車移動中の救急への電話は停車してから
車移動中に救急車要請の電話をした我が家。
電話を受けてくれた救急の方からは、とにかく停車して場所を教えてください、と言われました。
私たち夫婦、パニック&引っ越してきたばかりで、土地勘がなく、しかも走行していたところが幹線道路で停まりにくいという状況でした。「今どこですか」と聞かれても、道路名とかが分からないんです。
救急の電話対応をされた方は、本当に冷静に寄り添いながら対応してくれました。
今となってみれば、コンビニとかの駐車場に停めさせてもらえば良かったと思います。すぐ場所が特定できるから。
予想以上にパニックになる
上記の様に、すぐ車を停車させればいいのに、走り続けてしまったり、一番びっくりしたのは、救急への電話番号119を忘れてしまったことです。
必死に911にかけていました。(これはアメリカの救急番号なので、英語の自動音声が流れて、119にかけ直すように、と言っていました。)
3回911にかけて、ようやく119にかけたほど、パニックになっていました。
育児中の親は、もしもに備えて救急要請のシミュレーションをしておくと良いかもしれません。
ちなみにこんな内容をきかれました。
・火事か救急か
・事故か
・出動する場所(道路だったらどっち方向かも)
・対象者の情報(年齢・現状・病歴・今日の行動・食べた物などなど)
・電話した人の情報
こちらを落ち着かせるためか、到着までずっと電話をつなげてくださっていました。
説明するために写真を撮る
医者に説明するのに症状の写真を撮っておくと良いと思いました。余裕はないかもしれませんが、、、
救急搬送後については次に続きます。
[…] 特に上2つの点は、重度のダニアレルギーの子どもがいるうえで、非常に不安要素でした。以前、アナフィラキシーショックを起こしているので、総合病院は近い方がいいと判断。 […]