クスクス笑いたければ『高台家の人々』を 笑いとトキメキとハッピーを求めているなら『アシガール』を
最近笑っていますか?
うっすらと緊張している日々ではないですか?
ぜひぜひ森本梢子さんの漫画を読んでみてください。森本梢子さんはかの有名な『ごくせん』の著者です。
彼女の漫画を読んで、私は久々に「あーーー!漫画って面白いなあ!!!!」と満足しました。
読みながらクスクス、にやにや、きゅーーーんとしていたら、日々の鬱屈が少し和らぎました。
妄想が趣味の地味系女子・平野木絵はニューヨーク支社からやって来た超イケメン社員・高台光正に突然食事に誘われ、驚く。
実は光正には、ある特殊な能力が!
妄想が趣味の木絵ちゃん、表紙にいませんw
彼女の妄想がおかしくておかしくて、彼女の妄想を愛する光正さまに共感してしまう。
妄想系女子の漫画は数あれど、どれも若干冷めちゃうことが多いです。しかし、『高台家の人々』の妄想は想像もしない展開で、著者のさすがの貫禄を感じた。
速川唯は、遅刻・忘れ物・居眠りの常習犯で恋愛にもオシャレにも関心がないぐうたら女子高生。何の目標もなくなんとなく過ごしていたある日弟の尊がつくったタイムマシンでうっかり戦国の世へ。そして人類史上初の足軽女子高生が誕生した──!
ぐうたら女子高生だったのは冒頭のみ。
タイムマシンで飛ばされた先で若君と出会ってからの唯は水を得た魚のようです。
足がめちゃくちゃ速くてたくましい唯と、器の大きい優しいカッコいい若君が戦国時代を乗り越えていくストーリーです。
森本梢子さんの描くヒーローのなんとカッコいいことよ…。
「わし」が一人称のヒーローがこんなにカッコいいなんて!!!語尾は「~じゃ」ですよ。でもおじゃる丸じゃないのよ。
天真爛漫系主人公を微笑ましく見つめ、表情に出すまいとしながらもちょっとウケてしまうところとか、笑いをこらえる表情とか、もうもう、最高です。
著者のコメントにハッピーエンドのタイムマシン物を描きたかったとありました。今読めて良かった~というハッピーさです。
一直線の主人公唯に元気づけられ、若君のカッコよさに打ち震えること間違いなし。
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