利き手を見守り続けた結果 クロスドミナンス(左右交差利き/分け利き)?
4歳息子は現在、道具(ハサミ・鉛筆・箸など)を使う時は左利き、運動(ボール投げ)などは右利き、一部両利きです。
このように用途によって利き手が変わることをクロスドミナンスというようです。
日本語では左右交差利き、あるいは分け利きというらしいです。両利きとは異なるものなんですって。
おそらく息子はクロスドミナンス。今のところ道具などで不便なことはありません。右利き用のハサミでも器用に左で使っています。
今までもこれからも利き手は本人の「そのまま」を尊重する方針です。
以前通っていた地方の保育園の園長先生には、「大変だから親が右利きにしちゃったほうがいいよ」といわれましたが、かたくなに拒否。
現在通っている幼稚園は利き手矯正はしない方針なので安心しています。
なぜ利き手の矯正をしないのか
左利きから右利きに矯正した人のエピソードを以前読み、「とてもストレスだった」「どもりが出た」などの意見があったからです。
また、これから多様な道具が生まれてくる中、右利きに統一する必要もないと判断。
楽器を弾く/茶道をするうえでの問題点
将来、楽器や茶道を楽しんでもらいたいなあという気持ちがあります(もちろん強制はしないけど)。
右利きじゃなくて大変ではないか…ということを考えますが、身近に左利きの演奏家がいるので聞いてみました。彼は「うーん、左利きで楽器演奏は大変だよ~」と言っていました。
どうやら右利きにそれとなく移行させた方がいいという考えみたい。
とは言え、左利きながら右で弓を持ちながらプロとして演奏しています。
茶道に関していうと、私の十数年間の中で左利きの茶道人のなんと多いことか!という印象。
茶道の場合、宗旦という千利休の孫が左利きという説もあるらしく、左利きにやりやすいお点前になっていると言う人までいます。
茶道は左利きにも優しい!
利き手を見守る際の工夫
我が家は、乳幼児の頃からまったく利き手が分かりませんでした。どちらも使うからです。
食事の際は、箸やフォークなどを左右交互に置いていました。1日おきで。
すると、たとえ右に置いておいても、左に持ち直す、左に置いておくとそのまま使うといったようでした。
次に、周囲への理解です。
祖父母や園の先生に、右に矯正しないように要請しました。根拠なく「右にしておいたほうが~」という人もいますが、無視!!
だいたいが黙る一言は「我が家の方針なんで」ですかね。言い返されるとは思っていないから、だいたい黙ります。