子どもが2歳8ヶ月の頃、他県へ引越をしました。
不安なことほど聞かない・表現しない
おしゃべりが得意な息子が、引越のことを事前に何度伝えても、無言。理解はしていそうだけど、引越のことについて何も聞いてこない。
祖父母と同居もしていたのですが、あんなに懐いていたのに、引っ越す寸前でも、泣かないし、バイバイもしない。
当時オムツをしていましたが、かたくなに取り替えを拒否。
外へは持ち出さなかった、お気に入りのぬいぐるみをどこにでも連れて行くようになる。
昼寝回数が増える。
言葉少なでした。
これは、後になって分かったことですが、引越は息子にとって相当不安なことだったようです。なぜ引っ越すのか、それまでの保育園は?
子ども心に、「分からない不安」が充満していたようです。
引越後の変化 こだわりの強すぎるごっこ遊び
ごっこ遊びが大好きな息子。引越後の遊びが何か変。
全てのセリフが決まっている
んです。私が言うセリフは、息子が「○○って言って」と言ったものだけ。独自のセリフを私が言うと、癇癪を起こす。
しかも、同じストーリーを何度も繰り返す。
違うストーリーに誘導しても「ちゃんとやって」と戻される。
正直、これは発達の相談に行った方がいいなと思いました。ネットで調べると、だいたい不安になるようなことが書かれているんですよね。
とくにうちは、直前まで通っていた保育園の先生に、もしかしたら発達障害かもね、と匂わされていたので・・・。
生活が落ち着くにつれ、柔軟なごっこ遊びに変化
だいたい2ヶ月程で、このストーリーとセリフが決まっているごっこ遊びは終わりました。
あと少し続いていたら、親の方もダメになっていたと思います。何十回と同じセリフを言わされるごっこ遊びは、精神力をがしがし削られました。
引越から半年 過去の話をするように
引越前に通っていた保育園の仲良しさんの名前を、この間ポロっとしていました。
「覚えているんだ!」とびっくり。
このことから、気になっていること・悲しかったこと程、表現しないのかも、と思いました。
子どもは、私たちの想像以上に物事を感じ取っているのかもしれないし、記憶も残っていそう。
改めて、子どもの権利を大事にして、親のエゴで振り回してはいけないな・・・と感じた1件でした。
実は、我が家、引越一家なんですよね。転勤や転職などで1年に1回引越している状況でした。
子どもがいたら、そう気軽に引越してはいけないなと夫婦で話し合っています。