【6歳コロナワクチン接種】1回目の接種が終わりました 追記:2回目も無事終了

6歳 新型コロナウイルスワクチン(ファイザー)1回目接種完了しました




子どもの接種にあたり、夫と国内外の資料を読み、「我が家は子どもに打たせよう」と決めました。息子は喘息持ちです。

小学校入学前までに2回の接種を完了させたい考えです。

参考:日本小児科学会「5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」

先日、1回目の接種を終えました。

小児のコロナワクチンの接種体験談が少ないので記録します。ちなみに我が家は1回目での副反応はほぼなしでした。

(Twitterで体験談を調べようとすると反ワクチンの投稿ばかりが出てくるので、余計に不安になることと思います。淡々とした体験談を記します。)

コロナワクチン接種当日

6歳男児、体重は21㎏。

小児科での接種でしたが、夕方診療時間終了後から始まりました。年長~小学2年生くらいの子どもたちが10人ほどいました。

男児9人、女児1人。

どうやらティーンエイジャーの兄姉たちがいて、その子たちも既に打っている、というご家庭が多そうでした(洩れ聞こえてくる話を聞くに)

さて、我々の番です。お医者さんは淡々と接種。

注射の痛みはインフルエンザワクチンの方が痛いとのこと。

接種後はお風呂に入っても良いと医師に言われましたが、我が家は体を軽くふくだけにしました。

数時間後には腕が痛いと言っていましたが、やはりインフルエンザワクチンの方が痛いとのこと。

緊張したのか早く寝ました。

接種翌日:元気・熱ナシ・腕は少し痛い

翌日は、熱もないし元気でしたが、親の目のある所にいて欲しかったので、幼稚園は休ませました。あと、激しい運動は控えた方が良いとのことだったので、念のため。

腕は動かすと少し痛いとのこと。見た目は腫れなし。赤みなし。インフルエンザワクチンの方がやはり痛かったとのこと。

元気ですが、珍しいことにお昼寝をしました。

接種翌々日

親である我々夫婦は接種後24時間後から副反応(熱・倦怠感・リンパ腺の痛み)が出だしたのですが、息子はなにもなし。1回目だからかな。

幼稚園に元気に行きました!

追記:2回目接種 副反応はほぼほぼなし

1回目接種の2週間後に2回目を接種してきました。

結論から言いますと、本人は終始元気。接種部位の痛みは、本人曰く「まあまあ痛い。痛み止めを飲むほどではない」とのこと。

そして、接種当日夜に38℃くらいの発熱がありましたが、本当に数時間で収まりました。翌日は通常営業!状態でした。

念のため、翌日は1日家の中で静かに過ごさせました。運動は良くないと聞いたので。

追記は接種から2か月後に書いていますが、子どもの接種はなかなか進んでいないようですね。一方で、小児のコロナ重篤化の報道もちらほら出てきました。

ワクチンが安全であること、予防効果があることが最近以前よりも示されてきています。

小学校生活(長い時間・多数とふれあう)において、新型コロナウイルスワクチンを子どもに打たせたことは、安心材料となっています。

反ワクチン主義のこと

我が家は「子どもにも打たせる」と決めましたが、やはり迷いもありました。そのため、信用できる資料を読みました。

しかし、たとえ「子どもには打たせない」と決めたご家庭があっても、「なんとしても打たせたい」とか「子どものことを考えていない」とは思っていません。今回のことは、本当に各家庭の判断だと思います。(子どもには打たないと決めたご家庭=反ワクチン主義とは思っていません)

ただ、「反ワクチン主義」の人たちのことは良く思っていません。

信憑性のないデータを信じ、芸能人やテレビに出ている人が言うことを鵜呑みにして「ワクチンを打つ人」を攻撃してくる。

あるいは、ワクチンを打つことを邪魔してくる。

自分と自分の子どもは打たないと決めたのなら、それでいいじゃないですか。周りも同じにしたがるところが反ワクチンの人たちの特徴だと思っています。

今回、子どもの接種券が配布されたころに、幼稚園の保護者から一斉メールが届きました。

「未来あるこどもたちを守るために」と書かれていました。ワクチンを打つ前によく考えてくださいとのことでした。

添付されている資料とその発行元のURLを確認しましたが、データもおかしい、ほとんど言いがかりの主張(子どもの自殺もコロナワクチンのせいとのこと)。「松本人志がテレビで言っていた」「有名な弁護士が言っていた」と書かれていました。これらの人々は感染症の専門家でしょうか。

その保護者には返信しませんでした。

PTA用のアドレスでこういうメールを流されるのが嫌ですねえ。

ワクチンを子どもに打たせる親も「未来あるこどもたちを守るために」と思っているのだが。失礼な話です。

日本小児学会の「5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」から一部抜粋

参考:日本小児科学会「5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」

赤字は私が付けたものです。

1. 感染状況とワクチンに関する知見
1)国内における5~11歳の新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)症例の大多数は軽症ですが、感染率が同年代人口の1~2%にとどまるなかでも、酸素投与などを必要とする中等症例は散発的に報告されています1)。今後、全年齢において感染者数が増加した場合には、ワクチン未接種の小児が占める割合が増加し、小児の中等症や重症例が増えることが予想されます
2)2歳未満(0~1歳)と基礎疾患のある小児患者において重症化リスクが増大することが報告されています2)。
3)長期化する流行による行動制限が小児に与える直接的および間接的な影響は大きくなっています。
4)国内で5~11歳を対象とする接種への承認申請が出されているワクチンは、現時点ではファイザー社製のみです。同ワクチンは従来のワクチンと比べ含有されるmRNA量が1/3の製剤で、使用に際し注意が必要です。海外では、5~11歳の小児に対する同ワクチンの発症予防効果が90%以上と報告されています3)が、新しい変異ウイルス(オミクロン株など)への有効性を示すデータは十分に得られていません。
5)米国では、2021年11月3日~12月19日までに5~11歳の小児に約870万回のファイザー社製ワクチンが接種され、42,504人が自発的な健康状況調査(v-safe)に登録されました。2回接種後、局所反応が57.5%、全身反応が40.9%に認められ、発熱は1回目接種後7.9%、2回目接種後13.4%に認められました4)。
6)上記と同期間に、米国の予防接種安全性監視システム(VAERS)には、4,249件の副反応疑い報告がありました。このうち97.6%(4,149件)が非重篤でした4)。重篤として報告された100件(2.4%) の中で最も多かったのが発熱(29件)でした4)。11件が心筋炎と判断されましたが、全員が回復しました4)。
7)5~11歳の小児では16~25歳の人と比べて一般的に接種後の副反応症状の出現頻度は低かったと報告されています5)。

 

引用文献
1.Shoji K, et al. Clinical Characteristics of Hospitalized COVID-19 in Children: Report From the COVID-19 Registry in Japan. J Pediatric Infect Dis Soc. 2021 Dec 31;10(12):1097-1100.
2.令和2年度厚生労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業・一類感染症等の患者発生時に備えた臨床的対応に関する研究(研究代表者加藤康幸)診療の手引き検討委員会:新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き第6.0版
3.Walter EB, et al: Evaluation of the BNT162b2 Covid-19 Vaccine in Children 5 to 11 Years of Age. N Engl J Med 2022; 386:35-46
4.Hause AM, et al.:COVID-19 Vaccine Safety in Children Aged 5–11 Years — United States, November 3–December 19, 2021.MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2021 Dec 31;70(5152):1755-1760.
5.Woodworth KR, et al.: The Advisory Committee on Immunization Practices’ Interim Recommendation for Use of Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine in Children Aged 5–11 Years — United States, November 2021.MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2021 Nov 12;70(45):1579-1583.

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